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2014年8月27日 (水)

住吉大社と加賀屋新田

不安定な天候の中、8月の大阪散歩は住吉大社

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ご祭神が伊邪那岐命が禊をしている時に生まれた三神という古~い古~い神社。

神功皇后が新羅征伐から帰還したとき、田簔宿禰にこの住吉三神を祀るように言い、宿禰の子に津守姓を与え、明治まで津守氏が宮司を務めたという、由緒ある神社なんです。

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境内の池に架かる太鼓橋は、涼しげに泳ぐ鴨とともに絵になる風景。

昔と違って橋が階段になって、歩きやすくて、神さまの近くへ行くのに、あまりに容易く渡れてしまって、趣半減・・・

古はこの近くまで、波が打ち寄せていたのです。

住之江は墨江とも書きますが、水が澄んだ入江という意味です。

吉は古代「エ」と発音したので、住吉はスミノエと読んだのだそう。

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驚いたのは境内に600もあるという石の常夜燈(燈籠)

海の神様に、航海の安全を祈願した業者たちの寄進で、看板やテレビのない時代の広告だったのだそうです。

昔は1000以上の燈籠が立っていたそうです。

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住吉大社のすぐ西にある、住之江の海を照らす日本最古(鎌倉時代)の灯台、住吉高燈籠。

ジェーン台風で壊れ、今は鉄筋コンクリートで復元されたもの。

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これは住吉公園の森にかかる巣箱 にしては大きすぎる

住吉公園はかつて住吉大社の参道をはさむ御田だったところ。

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天武天皇第七皇子、長皇子の御歌。

霰打つ あられ松原住吉の 弟日娘子と見れど飽かぬかも

いにしえ、住吉の浜は松に覆われ、風にそよぐ松の葉音はあられが打つようにも聞こえたのだそう。

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そしてここは、加賀屋新田会所。

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両替商加賀屋甚兵衛が、大和川付け替え後、堆積する洲を新田に開拓していきました。

かつての松の浜は田んぼとして海にせり出していきます。会所はその開発の拠点であり、豪商の文化サロンです。


高燈籠を目印に住之江に上陸した人々は、松の葉音を聞きながら浜を抜け、御田の真ん中を通る参道を、魚問屋や木綿問屋、廻船組合の巨大な常夜燈に目を見張り、大阪商人の繁栄を思い浮かべながら住吉神社にお参りする・・・

今は昔の住吉の風景が目に浮かびます





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